主な内容
国際比較に基づき,日本が「男性稼ぎ主モデル」から転換するための発想と道筋を提案「男性稼ぎ主モデル」の転換は日本が直面している最重要課題の1つであり、それにとって代わる新しい社会関係を探る必要があるのではないか。
本書は、日本の生活保障の諸課題と現状に鑑みながら、規範論・政策論・動態論の全領域に目配りし首尾一貫したシャフトをとおす。「男性稼ぎ主モデル」に代わる新しい社会モデル「稼得とケアの調和モデル(earner-carer model)」の提案とその実現プロセスを、国際比較を通して検討した力作。