主な内容
東大法科大学院の未修者コースの学生のために書かれた『法学入門』。一気に読み通せてしまうほどの分量で、法律を初めて学ぶ人が感じる違和感をやわらげ、法律の世界の特殊性をやさしい言葉で説明し、勉強に取りかかる前に立ちはだかる垣根を低くする、そのことだけをめざした内容になっています。だから、ごちゃごちゃ難しいことやどうしても必要なこと以上は書かない、という姿勢で貫かれています。
どうして法学の世界ではこんな解釈の仕方をするんだろう、なんで条文ってこんなに抽象性が高くて文意がつかみにくいんだろう、そもそも六法や判例集ってどうやって使いこなすものなのかな。そんな素朴な、でも、初学者にとっては切実な疑問に答える、法学を学び始める前にぜひ読んで欲しい、本物の入門書です。