主な内容
特集 : 建設技術者のICT教育 (平成30年2月1日発刊)
【 背 景 】 厚生労働省が発表する有効求人倍率の2017年11月実績(常用、除パート)では、「建築・土木・測量技術者」は6.38倍であり、全職業の1.39倍に比べて極めて高い水準にあるとともに、近年継続して上昇傾向であり、慢性的な労働力不足の状態と言えます。
一方で、労働生産性を改善するための最良の手段として、「働き方改革」が政府主導で進められています。
また、文部科学省においては、平成29年6月27日に「大学における工学系教育の在り方について(中間まとめ)」を公表し、我が国の成長を支える産業基盤の強化が重要であるとして、工学系人材の育成を進めるとしています。
このような状況の中、建設業界においては、国土交通省が推進するi-ConstructionやCIMの施策のもとで、ICTを活用した測量・設計・施工・維持管理等に係る技術力が求められてきています。建設技術者にも建設ものづくりの教育に加えて、ICTスキル教育が必須となっています。
本号では、建設技術者へのICT教育の現状・動向について、国、地方自治体、各教育機関、関係団体、民間の各分野における取組を特集しました。