主な内容
ある日、母が認知症を発症した――。息子(50代独身男)は戸惑い、狼狽する。
母と息子。たった2人の奮闘記が始まる。男一匹、ガチンコで認知症の母と向き合った。
≪主な内容≫
【第1章】「事実を認めない」から始まった、私の介護敗戦
好き勝手に生きて、直面した介護/「うっかり」だと思いたかった私
【第2章】母は「認知症?私はなんともない!」と徹底抗戦
献身する者が憎まれる不合理/そして自分が入院してしまう
【第3章】その名は「通販」。認知症介護の予想外の敵
過去の「おかしなこと」が噴出する/「知らない」「買ってない」を何度も繰り返す
【第4章】家事を奪われた母が、私に牙を剥く
「これはまずい!おいしいものを頂戴!」/なんとかなるさ、もう少しがんばれば
【第5章】介護のストレスで自分が壊れ始めた
神経が焼ける感覚、ついに幻覚が/温泉で湯あたり、散歩で転倒
【第6章】「兄貴、ぜんぶ自分で抱え込んじゃダメだ!」
悩む前にまず「地域包括支援センター」/困っていることは隠さず強調すべき
【第7章】「イヤ、行かない」母即答、施設通所初日の闘い
運動に熱心に取り組んでいた母/3時間、つかの間の解放感を味わう
【第8章】家族が「ん? ひょっとして認知症?」と思ったら
「その日」が来る前にやっておくこと/もしも親孝行をしたいなら
【第9章】父の死で知った「代替療法に意味なし」
薬機法を通らない(通さない)ことの意味/「同情するなら金をくれ」