主な内容
多形現象の理解とその制御技術は、機能素材開発における戦略上の鍵!
多形結晶(polymorph)とは、同一化合物でありながら、結晶中の分子配列が異なるものを指す。
化合物の無機・有機を問わず、すでに多くの多形が知られているが、近年の医薬分野などにおけるさまざまな分析法の進歩とともに、ますます多くの報告がなされている。
本書は、「多形現象」の本質を明らかにするため長年系統的な研究を重ね、国際論文誌を中心に報告を行ってきた筆者による、研究成果の集大成と呼べる1冊である。