主な内容
国際的な障害に関する分類は、世界保健機関(WHO)が1980年に国際疾病分類の補助分類として定めた「WHO国際障害分類」が最初である。その後、改訂作業が行われ、2001年5月に「国際生活機能分類(ICF)」が改訂版としてWHO総会で採択された。
国際分類ファミリーの派生分類として生活機能分類-児童版(ICF-CY)が開発された。このICF-CYは、2006年のWHO-FICの年次会議において承認され、2007年10月イタリアのベニスにおいて正式に発表され、刊行物が配布されたところである。
このICF-CYの発表により、この重要な発達時期に対するより細やかな対応が可能になると期待されている。我が国としても、これを受け、この日本語版を作成するために「生活機能分類-小児青少年版(仮称)(ICF-CY)日本語版作成のための検討会」を設置し検討を行ってきたが、今般、その結果がまとまったことからICF-CYの日本語版を発行するものである。
- ICF-CY日本語版発行にあたって - より抜粋
- ICF-CY日本語版発行にあたって - より抜粋