主な内容
米国特許制度は日本や欧州の特許実務に馴れた者から見ると特異の存在のように見えるが、逆に論理的でかつ首尾一貫した考え方が厳然として存在し特許システムとしては納得性の高いもののように感じられる。さらに米国特許制度は明細書の書き方から用語の問題、新規性・自明性、クレーム解釈等々をめぐって微に入り細に亘り検討され、日々ルールが確立され、そして改定されている。そして、昨年はついに、永年のこうした努力が結実して、米国特許法改正が断行された。本書がこれらの米国特許実務の雰囲気や変化を感じ取るための一助となることを望んでいる。













