主な内容
新入管法・会社法・金融商品取引法等に対応
新たに条文を掲載し、構成要件が理解しやすい
刑法犯以外の代表的な取締規定を1冊に収録
本書は、「犯罪事実記載の実務 刑法犯」の続編である。この度の4訂版では、「会社法」や「金融商品取引法」に対応させるとともに、新しい「出入国管理及び難民認定法」については新設された住居地変更届出義務違反罪を加えた他、不法就労助長罪、集団密航罪、旅券等携帯義務違反罪などを加え、また「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」では児童ポルノ製造罪、児童ポルノ所持罪、「武器製造法」では銃砲の無許可製造罪、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」では無許可業者に対する産業廃棄物の処分委託の罪、「税理士法」では無資格者による税理士業務の罪、「職業安定法」では労働者供給事業の罪、「著作権法」では見なし侵害の罪、「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」では狩猟可能区域以外での狩猟鳥獣の捕獲の罪、違法捕獲鳥獣の飼養の罪、「船舶職員及び小型船舶操縦者法」では無資格者の小型船舶への乗組みの罪など可能な限り法律の改正や判例の変更を取り入れました。
また、3訂版では、2分冊となっていたものを4訂版では1冊に統合するとともに、読者の利便性を考えた新たな試みとして犯罪事実に関連した条文を掲載することといたしました。
【本書の特色】
(1)犯罪事実の記載例とともに、「犯罪の構成要件」について、他の類書には無い詳細でわかりや すい「注釈」がついている。
(2)「注釈」にあたっては、実務に役立つと思われるポイントを取り上げ、重要判例を用いて重点的 に解説を行っているので、誰でも登載外の事例に応用できる。
(3)4訂版から特別法犯の構成要件を理解するうえで必要な「条文」を掲載。
(4)新入管法・会社法・金融商品取引法等に対応させた他、可能な限り法律の改正や判例の変更 を取り入れた。