主な内容
メンタルヘルスを専門とする著者は、ストレス予防に重要な「自分への気づき」を事故予防に応用し、ドライバーの心理面からの交通事故防止を長年研究している。自動車事故は、安全システムの進歩や道路インフラの整備で減りつつあるとはいえ、痛ましい重大事故が後を絶たないのが現状である。そこで、いっそうの事故防止のためには、ドライバー側の「気づき」が重要なことが多角的に説明されている。また本書を読み進むにつれて、気づきに基づく安全運転の励行が、エコドライブや運転マナーの向上に繋がり、ひいては安全・安心なクルマ社会の実現に大きく貢献しうることが示唆される。