主な内容
本書「新・拒絶理由通知との対話」が刊行されてから今日まで約8年が経過しました。 この間本書は、幅広い分野の読者に支えられ増刷を重ねてこられました。 本書のあとがきのところで著者稲葉慶和氏は、特許庁審判部に在職されていたときを振り返り、特許出願明細書のなかの「ピカピカッと光るところ」について述べておられます。本書には、この「ピカピカッと光るところ」をめぐる著者の格別の思いがその随所に溢れているといっても過言ではないでしょう。 そしてこの「ピカピカッと光るところ」に対する格別の思いこそ、本書の前身の書を含め、稲葉氏の著書が長年にわたり絶えず新しい読者を得てこられたことの源となっているのではないか、といま思いを新たにしているところです。 この度、著者稲葉氏の信頼の厚い鈴木伸夫弁理士により、最近の法改正や審査基準改定などに対応してその一部が手直しされ、版を改め刊行されることになりました。 鈴木氏の労を多とする次第です。