主な内容
激しく動揺する世界にあって、国家のあり方も大きく変容している。
問われているのは…
◯「イスラム国」が突きつける「国家」の存在意義
◯グローバル時代の”国境の壁”の意味
◯国際的に確立してきた「自己決定権」と沖縄
◯平和の少女像から考える「在外公館の不可侵」
◯「慰安婦」問題が問う国家責任の取り方
◯国際紛争において国際裁判所は何ができるか?
◯国際法を守らない国に守らせる方法はあるのか?
さて、国際法という器に、何を注ぎ込むべきか。
〈目次〉
1 国家と主権-「イスラム国」の残響
2 領域主権と国境管理
3 自己決定権と沖縄
4 エストニアと強制失踪
5 外国国家を裁けるか-国家免除という桎梏
6 国家管轄権の魔法陣①
7 国家管轄権の魔法陣②-権能から義務へ
8 在外公館の不可侵-「平和の少女像」
9 国家責任のとり方-「慰安婦」問題
10 国際裁判の展開
11 国際法を守らせる仕組み
12 国際法と災害
13 核兵器禁止条約と国際法