主な内容
「公共施設状況調」は、地方公共施設の現況を明らかにしたもので、昭和37年度以来、これまで41回の版を重ねてきました。今回の「公共施設状況調」は、平成17年度末における公共施設の状況を中心に調査結果をとりまとめたものです。
現在、地方行政は、極めて厳しい状況にあり、国と地方を通じる行財政の構造改革のなかで、引き続き徹底した行政改革に取り組むとともに、歳出の徹底した見直しによる抑制と重点化を図り、財政の健全化に努めることが急務とされています。
公共施設を整備し、これを有効に活用して質の高いサービスを供給することは公共団体の大きな役割ですが、限られた財源の中で、公共施設の整備、活用を行っていくためには、自らの公共施設の整備状況を正確に把握し、そのあり方について不断の検討・点検を行っていくことが求められます。
本書が、このような観点から、公共施設の状況に着目した行政水準の分析・検討を行うための参考資料として有期うに活用されることを期待します。
はしがきより