主な内容
FASBとIASBは、両者の基準のコンバージェンスを進めており、2014年5月に、コンバージェンスプロジェクトの大きな成果として、改訂された収益認識基準「顧客との契約から生じる収益」を公表しました。本書ではこの概略を解説しています。
一方、日本では、IFRSの任意適用の容認やIFRSのエンドースメント、ならびに、日本の会計基準のIFRSへのコンバージェンスの議論が行われています。アメリカの会計基準の動向は、アメリカの会計基準がIFRSとのコンバージェンスを進める動きとも関連して、直接的にまたは間接的に日本の会計基準に影響しています。
本書は、直接アメリカの会計基準を適用している企業の経理・財務担当者はもとより、IFRSの導入準備を進めている企業の関係者や日本基準の将来動向に関心を持つ方々にとっても有益であると思われます。